ブリーダーズカップ(BC)協会は3月12日、開催の看板レースであるBCクラシック（G1, ダート2,000m）およびBCターフ（G1, 芝2,400m）の総賞金をそれぞれ100万ドル（約1億5,000万円）ずつ増額することを発表した。これは、サラブレッド競馬の更なる国際的発展と充実のための、協会の長期的なコミットメントを示すものである。

　2024年にデルマー競馬場で予定されている第41回目の開催から、BCクラシックの総賞金は600万ドルから700万ドル（約10億5,000万円）へ、BCターフの総賞金は400万ドルから500万ドル（約７億5,000万円）へと増額される。これにより、BC開催における全競走の総賞金及び褒賞金等の合計額は3,300万ドル（約49億5,000万円）を超えることになる。この決定は、今月開催されたBCの理事会において承認された。

　BC協会の会長兼CEOであるドリュー・フレミング氏は、次のようにコメントしている。

　「今回の賞金増額に関する決定は、世界中から最高峰の馬が集まり競い合う、華々しい国際舞台を作り上げるというBCワールドチャンピオンシップの重要な使命を反映したものです」。

　「BCクラシックおよびBCターフが世界最高峰の競走として数えられていることを誇りに感じており、今回の賞金増額はBC開催の国際的な地位を更に高めていくという我々の決意を表すものです」。

　1982年の創設以来、BC協会は計10億ドル（約1,500億円）以上の賞金と報奨金を業界に投じてきた。

　14のG1競走を擁する2024年BC開催は、11月1日と2日に開催される。

　　　　 By Edited Press Release Breeders' Cup

(1ドル＝約150円)

［bloodhorse.com 2024年3月12日「Purses Increase by $1 Million for BC Classic, Turf」］