海外競馬ニュース 2024年09月26日 - No.35 - 1
レベルスロマンス、オイロパ賞2勝目を挙げG1・6勝を達成(ドイツ)[その他]

 レベルスロマンス(セン6)はドイツのケルン競馬場で行われたオイロパ賞(G1)でストレイト(牡4)を僅差で破り、6度目のG1勝利を挙げた。

 ゴドルフィン所有のレベルスロマンスは、チャーリー・アップルビー調教師の下で1マイル4ハロン(2400m)の同レースを2022年にも制しており、香港、米国、ドバイでもG1を制している。

 レースは、ジェシカ・ハリントン調教師が管理するトレヴォナンスがシェーン・フォーリー騎手の下で安定したペースを作り出す展開となり、ウィリアム・ビュイック騎手騎乗のレベルスロマンスはその道中で中団に待機していた。

 残り600mの時点で最後の直線勝負となることを察したビュイック騎手は、外に持ち出し、レベルスロマンスを強く促した。

 そして、残り400mで先頭に躍り出ると、しぶとく粘るストレイトを抑えクビ差でしのぎ切った。

 ビュイック騎手はレース後、「レベルスロマンスがこのレースを勝つのは2度目ですし、彼は本物の世界的スーパースターです。ドイツに来るたび、強力な地元馬たちに勝つことは簡単ではないと感じています。今日、彼は自分がどれほどタフな馬なのかを見せつけました」と語った。

 「今日はゆったりとしたペースでしたし、彼は道中で適切な居場所を見つけるのが上手な馬です。一流馬ですし、勝ち方を分かっていて、いつも道を見出してくれます。本当に素晴らしい馬です」。

 レベルスロマンスは、前走のキングジョージ6世&クイーンエリザベスS(G1)でゴリアットとブルーストッキングの2頭に敗れ3着となっていた。

 当初、ゴリアットは11月に東京で行われるジャパンカップ(G1)の前哨戦としてオイロパ賞への出走を予定していたものの、足に出来た膿瘍の影響により、同馬を管理するフランシス・グラファール調教師が出走取りやめの判断を下していた。

By Peter Scargill

[Racing Post 2024年9月22日「'An international superstar' - Rebel's Romance wins sixth Group 1 after digging in to regain Preis von Europa crown」]