ケンタッキー州ジョージタウンで引退馬を繋養するオールドフレンズは、2008年のケンタッキーダービー(G1)とプリークネスS(G1)を制したビッグブラウンを新たに受け入れることを発表した。
この19歳の鹿毛の種牡馬は、ビッグブラウン・シンジケートのマネージングパートナーであるアンディ・コーエン氏の厚意により、9月27日にオールドフレンズに到着した。ビッグブラウン自身はクラシック勝馬だが、メイジとドーノックという2頭のダービー馬の母父でもある(2頭はともに母プーカ)。
ビッグブラウンは、オールドフレンズにとって5頭目のケンタッキーダービーとプリークネスSの両方を制した2冠馬となる。他に繋養されている2冠馬として、シルバーチャーム(2014年)、ウォーエンブレム(2015年)、カリズマティック(2016年)、アイルハヴアナザー(2024年)がいる(カッコ内は繋養開始年)。
「オールドフレンズ・ファミリーの名誉ある一員として、新たにビッグブラウンを迎え入れることに計り知れない喜びを感じています」と、同牧場のCEOであるジョン・ニコルソン氏はコメントした。
「この素晴らしい馬を、世界中の競馬ファンの皆さんと共有するという選択をしていただいたアンディ・コーエン氏とビッグブラウンの関係者の皆さまに深く感謝します。大勢いる彼のファンたちは、一年を通じて彼を訪ねる機会があることを喜ぶでしょう。ビッグブラウンは、オールドフレンズだけでなく、サラブレッド競馬というスポーツの素晴らしいアンバサダーになってくれることでしょう」。
また、コーエン氏は次のように語った。
「私たちが夜中にビッグブラウンを訪ねて、一緒に過ごしたりしていたのですが、そのことがつい最近のことのようです。彼はまるで子犬のようで、特に近くに寄ってくる小さな子供たちに撫でられるのが好きでした」
「とても優しい彼でしたが、いざ競馬場に入ると仕事の時間だということを分かっていました。ガルフストリームパークでのレースの後、騎乗したケント・デザーモが、自分がこれまで騎乗した中で一番速い馬だ、と言ったことを覚えています。その後の活躍については言うまでもありません」
「オールドフレンズを訪れ、ジョン・ニコルソン氏やマイケル・ブローウェン氏と知り合い、馬が何よりも優先されるこの牧場で、ビッグブラウンにふさわしい愛とケアを受けられると知りました。これ以上に安心なことはありません」。
オールドフレンズでは、10月18日にビッグブラウンズ・バーン・バッシュと題したイベントが行われる予定である。多くのファンイベントに加え、この日の主賓となるビッグブラウンに会うチャンスも設けられる。イベントの詳細は近日中にアナウンスされる。
By Edited Press Release, Old Friends
[bloodhorse.com 2024年9月30日「Old Friends Welcomes Kentucky Derby Winner Big Brown」]