ヨーロッパで最もユニークな障害競走のひとつであるヴェルカパルドゥビツカにおいて、地元馬セクシーロードとゴッドフリーは、劇的な写真判定によりまったく隔たりは無いとされ、1874年の創設以来初の1着同着となった。
両陣営は賞金を分け合うことになることを知るまでに、長く辛い時間を過ごすことになった。過去に同競走を7勝しているヤン・ファルテイセク騎手騎乗のゴッドフリー(8歳)は、レース終盤でセクシーロードを猛追したのだ。
ゴッドフリーはダリボル・トロク調教師に同競走初勝利をもたらした。一方、セクシーロードの調教師マルティナ・ルジツコヴァにとっては、2016年のシャルムルックに続く2度目の勝利となった。セクシーロード騎乗のヤロスラフ・ミスカ騎手にとっては、同競走初勝利となった。
1995年のイッツアスニップ以来となる外国調教馬の勝利に期待が高まっていたが、最後から4つ手前の障害まで好走していたエイントリー競馬場の常連ココビーチ、そしてストリーツオブドワイエンの両騎手は落馬してしまった。
ジェームズ・ベスト騎手は、スロバキア調教馬ザタロ(Zataro)に騎乗し、完走馬10頭中10着となった。ポール・ニコルズ調教師、サム・カーリング調教師が以前管理していて、現在米国のジョー・デイヴィス調教師が管理しているジェレミーパスは、競走中止となった。
ドゥルカドシヴォラ(Dulcar De Sivola)が3着、スターが4着と続き、16頭中唯一の優勝経験馬である2021年の優勝馬タレントは5着となった。
By Jonathan Harding
[Racing Post 2024年10月13日
「Historic Velka Pardubicka ends in first ever dead-heat with nothing to split Sexy Lord and Godfrey」]