ライアン・ムーア騎手との接戦の結果、ジェームズ・マクドナルド騎手が2024年のロンジンワールドベストジョッキーのタイトルを獲得した。ニュージーランド出身でオーストラリアを拠点とするマクドナルド騎手は、2022年にも同タイトルを受賞している。
マクドナルド騎手は世界のトップ100のG1レースで9勝を挙げており、その内訳は以下の通りである。香港マイル(ロマンチックウォリアー)、スチュワーズカップ(ヴォイッジバブル)、香港ゴールドカップ(ロマンチックウォリアー)、ランヴェットS(ヴィアシスティーナ)、クイーンエリザベス2世カップ(ロマンチックウォリアー)、安田記念(ロマンチックウォリアー)、コックスプレート(ヴィアシスティーナ)、チャンピオンズスプリント(サンシャインインパリス)、豪チャンピオンズS(ヴィアシスティーナ)。
マクドナルド騎手と2位との差は僅差の10ポイントであった。上位3着までに入着した騎手に与えられる得点で、マクドナルド騎手は年間合計160ポイントを獲得した。この賞を過去に4度受賞しているムーア騎手は150ポイントで2位、ウィリアム・ビュイック騎手は105ポイントで3位だった。
ワールドベストジョッキーの称号は、ロンジンワールドベストレースホースランキング委員会が決定するレースレーティング上位100のG1競走における成績に基づいて授与される。採点には、前年の12月1日から当年の11月30日までのレースが対象となり、1着に12ポイント、2着に6ポイント、3着に4ポイントが与えられる。
授賞式は、12月6日に香港コンベンション&エキシビションセンターで開催されるロンジン香港国際競走のガラディナーにおいて行われる。最終順位は、www.ifhaonline.orgで閲覧可能となっている。
ロンジンワールドベストジョッキーは、世界で最も優れた騎手を定量的に評価する方法として、スイスの時計ブランドであるロンジンと国際競馬統括機関連盟(IFHA)によって11年前に創設された。ムーア騎手は第1回目の受賞者で、その後2016年、2021年、2023年にも受賞している。フランキー・デットーリ騎手も2015年、2018年、2019年、2020年と4度受賞しており、ヒュー・ボウマン騎手は2017年に受賞している。
By Edited Press Release
[Racing Post 2024年11月27日「Australia-Based McDonald Named World's Best Jockey」]