アクラメーションは、世界中でG1勝馬7頭を含む155頭の平地ステークス競走勝馬を送り出し、正式にラスバリースタッドでの種牡馬としての役目を退いてからわずか数週間後に、25歳で死亡した。
彼の死は、同馬が20年間暮らした、このアイルランド・コーク州の牧場から発表された。ラスバリースタッドは12月2日(月)にソーシャルメディアで次のように語った。「週末にアクラメーションが亡くなり、私たちは皆、悲しい気持ちに包まれています。アイルランド種牡馬の中で、真の伝説としてその名を残しました。ラスバリースタッドのスタッフ一同、彼の死を深く惜しんでいますが、決して忘れることはありません」。
ロイヤルアプローズを父に持つこの名馬は、競走馬としても種牡馬としても、そのキャリアを通じて期待以上の活躍を見せた。ジェラルド・コットレル調教師の管理下で、G2およびリステッドレースで優勝を果たしたが、彼は最高のパフォーマンスを敗北のなかで見せたという意見もあるだろう。
17倍のオッズで出走した2003年キングズスタンドS(G1)では、スタートで出遅れ、ゴール前200m地点で進路を塞がれるという不利な状況にもかかわらず、ショワジール(優勝)とオアシスドリーム(3着)の間に入り2着となった。2003年ナンソープS(G1)ではスタートでつまずいたものの、終始先頭を走り優勝したオアシスドリームの3着に入った。
競馬場で示した才能は、産駒にも受け継がれた。
彼のキャリア第2章での成功は瞬く間に訪れ、新種牡馬のリーディングサイアーに輝いた。これは、初年度産駒からG1勝馬ダークエンジェルとエキアーノを送り出したことによるもので、両馬自身も後に一流の勝馬を輩出する種牡馬となった。さらに、ダークエンジェルは2024年のリーディングサイアーになると見られている。
能力、健全性、勝利への意欲を備えたアクラメーションの産駒は多くの勝利を収めており、産駒たちの長く実り多いキャリアは、種牡馬として活躍した父のキャリアを彷彿とさせる。
最後の産駒が競走馬を引退した後も、アクラメーションの遺産は、種牡馬や繁殖牝馬となった息子や娘たちによって確実に受け継がれている。
ダークエンジェルとメーマスは種牡馬として現在最も活躍しているアクラメーションの産駒であり、また、アクラメーションの牝駒からは、G1勝馬2頭、G1競走入賞馬6頭、G2およびG3競走の優勝馬18頭が誕生している。
By Andrew Scutts
[Racing Post 2024年12月2日「'He leaves behind a legacy as a true legend of the Irish stallion ranks' - Rathbarry stalwart Acclamation dies at 25」]