サウジカップ（G1）のヒーロー、セニョールバスカドールが3月30日に開催される総賞金120０万ドル（約18億円）のドバイワールドカップを前にメイダン競馬場に到着した。

　ドバイレーシングクラブの広報チームは、セニョールバスカドールとサウジダービー（G3）の覇者フォーエバーヤングが現地時間午後4時頃メイダン競馬場の検疫厩舎に到着したと発表した。

　セニョールバスカドール（牡5）の馬主・生産者ジョー・ピーコックJr.氏は、劇的な追い込みでウシュバテソーロを破ったサウジカップの翌日、X（旧ツイッター）で「ドバイへ向かう」と投稿していた。トッド・フィンチャー厩舎所属の同馬は、1月27日のペガサスワールドカップ（G1）でプリークネスS（G1）の勝馬ナショナルトレジャーに半馬身差で惜敗していて、サウジカップが初のG1制覇となった。

　日本のウシュバテソーロは、再度セニョールバスカドールとのライバル対決に臨み、ドバイワールドカップのタイトル防衛に挑むこととなるようだ。

　日本を代表するもう一頭が、無敗でUAEダービー（G2）に挑む3歳馬フォーエバーヤングだ。リアルスティール産駒の同馬は、サウジダービーで怒涛の追い込みを見せブックンダンノをゴール寸前で交わして優勝。キングアブドゥルアジーズ競馬場の1,600メートル・ダートのコースレコードを約2秒も更新した。

　フォーエバーヤングの関係者は、1,900メートルで行われるUAEダービーを優勝し「ロードトゥケンタッキーダービー」の100ポイントを獲得することができれば、ケンタッキーダービー（G1）への遠征が濃厚と言及している。

By BloodHorse Staff

（1ドル＝約150円）

［Racing Post 2024年2月26日「Senor Buscador, Forever Young Arrive in Dubai」］