施行日:2023年2月25日(土)
施行場:キングアブドゥルアジーズ競馬場(サウジアラビア・リヤド)
予備登録料:無料
予備登録締切日:2023年 1月 4日(水)正午(日本時間)
サウジカップ開催 施行競走
※上記全競走の出走可能頭数は14頭。
※サウジカップ競走出走馬に対するラシックスおよびビュートの使用は禁止されている。
① ネオムターフカップ (G3)
総賞金:1,500,000米ドル
1着: 900,000米ドル
2着: 300,000米ドル
3着: 150,000米ドル
4着: 75,000米ドル
5着: 45,000米ドル
6着: 30,000米ドル
馬齢:北半球産馬4歳以上および南半球産馬3歳以上
距離:2,100 m〔芝〕
負担重量:
・北&南半球産4歳以上:57kg
・南半球産3歳:53kg
・牝馬減量:2kg
※2022年11月18日バーレーンインターナショナル(G3・サキ―)優勝馬、2022年12月3日のチャレンジカップ(G3・阪神)優勝馬、および2023年1月28日のペガサスワールドカップターフ(G1・ガルフストリームパーク)優勝馬は、予備登録をしていなくても自動的に出走権を得る。
※海外調教馬は、IFHAのパートI国におけるG1、G2、またはG3競走で、4着以内の成績を収めていなければならない。あるいは登録時に自国におけるレーティングで100以上(牝馬は96以上)を獲得していなければならない。
② 1351ターフスプリント (G3)
総賞金:1,500,000米ドル
1着: 900,000米ドル
2着: 300,000米ドル
3着: 150,000米ドル
4着: 75,000米ドル
5着: 45,000米ドル
6着: 30,000米ドル
馬齢:北半球産馬4歳以上および南半球産馬3歳以上
距離:1,351 m〔芝〕
負担重量:
・北&南半球産4歳以上:57kg
・南半球産3歳:54.5kg
・牝馬減量:2kg
※2022年12月24日の阪神カップ(G2・阪神)優勝馬は、予備登録をしていなくても自動的に出走権を得る。
※海外調教馬は、IFHAのパートI国におけるG1、G2、またはG3競走で、4着以内の成績を収めていなければならない。あるいは登録時に自国におけるレーティングで100以上(牝馬は96以上)を獲得していなければならない。
③ レッドシーターフハンデキャップ (G3)
総賞金:2,500,000米ドル
1着: 1,500,000米ドル
2着: 500,000米ドル
3着: 250,000米ドル
4着: 125,000米ドル
5着: 75,000米ドル
6着: 50,000米ドル
馬齢:北半球産馬4歳以上および南半球産馬3歳以上
距離:3,000 m〔芝〕
・2023年1月4日予備登録締切時点のレーティングが考慮され、1月11日に負担重量が発表される。
・負担重量発表の1月11日以降に他の競走で優勝した場合、2kg未満のペナルティが与えられる。
・負担重量は54kg以上62kg以下とするが、トップハンデの招待馬が出馬登録前に出走を取り消した場合、次に高いレーティングを有する馬の負担重量が62kgに引き上げられ、その他の馬の重量も順次引き上げられる。
※海外調教馬は、IFHAのパートI国におけるG1、G2またはG3競走で、4着以内の成績を収めていなければならない。あるいは登録時に自国におけるレーティングで100以上を獲得していなければならない。
④ サウジダービー (G3)
総賞金:1,500,000米ドル
1着: 900,000米ドル
2着: 300,000米ドル
3着: 150,000米ドル
4着: 75,000米ドル
5着: 45,000米ドル
6着: 30,000米ドル
馬齢:北&南半球産馬3歳
距離:1,600 m〔ダート〕
負担重量:
・北半球産3歳:55kg
・南半球産3歳:59.5kg
・牝馬減量:2kg
※南半球産馬の出走がない場合は、北半球産馬の負担重量が57kgに引き上げられる。
⑤ リヤドダートスプリント (G3)
総賞金:1,500,000米ドル
1着: 900,000米ドル
2着: 300,000米ドル
3着: 150,000米ドル
4着: 75,000米ドル
5着: 45,000米ドル
6着: 30,000米ドル
馬齢:北&南半球産馬3歳以上
距離:1,200 m〔ダート〕
負担重量:
・北&南半球産4歳以上:59.5kg
・北半球産3歳:52kg
・南半球産3歳:58kg
・牝馬減量:2kg
※北半球産3歳馬の出走がない場合は、南半球産3歳の負担重量は55.5kg、北&南半球産4歳以上は57kgとなる。
※2022年12月11日のカペラステークス(G3・中山)優勝馬は、予備登録をしていなくても自動的に出走権を得る。
※海外調教馬は、IFHAのパートI国におけるG1、G2、G3またはリステッド競走で、4着以内の成績を収めていなければならない。あるいは登録時に自国におけるレーティングで100以上(牝馬は96以上)を獲得していなければならない。
⑥ サウジカップ (G1)
総賞金:20,000,000米ドル
1着: 10,000,000米ドル
2着: 3,500,000米ドル
3着: 2,000,000米ドル
4着: 1,500,000米ドル
5着: 1,000,000米ドル
6着: 600,000米ドル
7着: 500,000米ドル
8着: 400,000米ドル
9着: 300,000米ドル
10着:200,000米ドル
馬齢:北半球産馬4歳以上および南半球産馬3歳以上
距離:1,800 m〔ダート〕
負担重量:
・北&南半球産4歳以上:57kg
・南半球産3歳:53.5kg
・牝馬減量:2kg
※2022年12月4日のチャンピオンズカップ(G1・中京)優勝馬、および、2023年1月28日のペガサスワールドカップ(G1・ガルフストリームパーク)優勝馬は、自動的に出走権を得る。
※海外調教馬は、IFHAのパートI国におけるG1またはG2競走で、4着以内の成績を収めていなければならない。あるいは登録時に自国におけるレーティングで110以上(牝馬は106以上)を獲得していなければならない。
〇予備登録締切日と登録料
予備登録締切日:2023年 1月 4日(水)正午
登録料:無料
〇追加登録締切日と登録料
追加登録締切日:2023年2月14日(火)
登録料:当該レース総賞金の1%
※追加登録した馬が実際に招待された場合に限って、登録料を支払う必要がある。
※追加登録料は、JCSAの獣医委員によって当該競走に出走が不適当であると証明された場合に限り返還される。
〇出馬投票手続
・出馬投票日:2023年2月21日(火) ※出馬登録料は無料
〇賞金配分率
・馬主
70%
・調教師
10%
・騎手
10%
・厩舎
10%
※サウジアラビアでは、賞金は課税の対象にならない。
〇登録受付機関
サウジアラビア:
Ms. Emer Fallon(エマー・ファロン)
Director of Racing Services
Jockey Club of Saudi Arabia
携帯: +966 55 095 0040
Eメール: efallon@thesaudicup.com.sa
※ サウジカップウェブサイト: https://www.thesaudicup.com.sa
日本国内での登録申込みおよび照会先:
(公財)ジャパン・スタッドブック・インターナショナル
国際業務部 担当:田中
〒105-0004 東京都港区新橋4-5-4 JRA新橋分館6 F
電話: 03(3434)5002
FAX: 03(3432)4668
ウェブサイト:http://www.jairs.jp/
招待馬関係者(馬主、調教師、騎手)に対する経費負担
移動(航空券)
a. サウジアラビア・ジョッキークラブ(JCSA)では、サウジカップ諸競走への出走を受諾した外国馬の関係者に対して航空券を提供する。
JCSAが指定する航空会社のビジネスクラス往復航空券が次の関係者に送付される。
・登録馬主 (2名まで)
・調教師
(2名まで)
・騎手
(1名まで)
b. 航空券は上記の関係者のみに支給されるものとし、以下の制約がある。
・1人の方が2つ以上の役割を兼ねている場合(馬主兼調教師など)も、本人と配偶者(またはパートナー) を合わせた最大2名までが航空券支給の対象である。その他に追加の航空券支給は無い。
・サウジアラビアに滞在している馬主、調教師または騎手については、航空券支給の対象とはならない。
・サウジカップ諸競走に出走する馬が2頭以上いる調教師についても、本人と配偶者(またはパートナー)を合わせた最大2名までが航空券支給の対象である。また、上記諸競走に騎乗する馬が2頭以上いる騎手についても、1名枠のみの支給となる。その他に追加の航空券支給は無い。
・サウジカップ諸競走にシンジケート所有馬または共同所有馬である馬が複数出走する場合でも、当該競走に登録した馬主と配偶者(またはパートナー)を合わせた最大2名までが航空券支給の対象である。
・航空便の座席を確保するために、馬主、調教師、騎手は可能な限り早く、できれば競走2週間前には旅程についてJCSAに伝える必要がある。
・招待者自身で航空券を購入する場合は、JCSAは航空券の払い戻しをしない。
ホテルの宿泊
a. ホテルでの宿泊については、下記の関係者に指定ホテルにて1室(全食事付、2名まで利用可能)を提供する。
・ 登録馬主 :5泊
・ 調教師 :5泊
・ 騎手 :4泊
サウジアラビアに滞在している馬主、調教師または騎手については、ホテル宿泊支給の対象とはならない。
b. ホテルの宿泊は上記の宿泊数のみ支給されるのもとし、以下の制約がある。
・ 上記記載の泊数を超過する宿泊を希望する馬主、調教師、騎手は、追加期間の宿泊費および関連する諸費用を自己負担する必要がある。
・ 宿泊の権利を他者に譲渡することはできない。指定ホテル以外に宿泊を希望する場合は、全て自己負担となる。
送迎サービス
馬主、調教師および騎手の方々の送迎について、JCSAは下記の区間を手配する。
a. キング・ハーリド国際空港から公式ホテルまで
b. 朝調教およびサウジカップ施行当日の公式ホテルからキングアブドゥルアジーズ競馬場まで
c. 公式行事の開催地と公式ホテルの往復
厩舎関係者(調教助手、厩務員、攻馬手)に対する経費負担
移動(航空券)
a. JCSAは1頭につき最大2名分のエコノミークラス往復航空券を提供する。
宿泊
a. JCSAは1頭につき最大2名分の厩舎関係者に対し宿泊を提供する。飲食代、交通費、通信費、クリーニング費も全て支給する。
b. 厩舎関係者は、競馬場施設内にある宿泊棟(ヴィラ)の部屋(※ただし、数に限りがあるため、基本的にヴィラ内の1部屋を2人で共有するスタイル)、あるいは厩舎関係者ホテルに滞在する。可能な限り1頭につき1名は競馬場施設内のヴィラに滞在できるように努める。
c. 宿泊の延長、あるいは、公式ホテル以外のホテルに宿泊する場合は、自己負担となる。
送迎サービス
a. 空港-ホテル間の移動
b. 宿泊先-公式行事開催地間の移動
c. ヴィラ(あるいはホテル)-競馬場 -検疫厩舎間の移動
※招待馬関係者の渡航の際にVISAが必要な場合は、JCSAが必要なサポートを提供する。
※招待馬関係者は(騎手および厩舎関係者を含む)、各自でサウジアラビア滞在期間をカバーする保険(※コロナウイルス補償対応の保険)に加入すること。
馬の輸送について
JCSAが招待馬の輸送を手配し、その費用を負担する。輸送費に加えて、厩舎利用費、飼料、装蹄費についてもJCSAが負担する。
指定馬輸送会社(アジア地域担当)
BBA Shipping & Transport Ltd(英国BBA Shipping & Transport社)
担当者:
Mr. Kevin Needham
Mobile: +44 7802 236 191
E-mail: kevin.needham@bbashipping.com
Ms. Sally Goldsmith
Mobile: +44 7507 397 702
E-mail: sally.goldsmith@bbashipping.com
輸送の手配について
a. 輸送手配はBBA Shipping & Transport社およびその指定馬輸送会社が調整をする。
b. JCSAはサウジカップ開催に出走する海外調教馬に対して、サウジアラビア到着からサウジカップ開催が終わるまでの滞在中に、以下を提供する。
・飼料(チモシー、アルファルファ)、敷料(ウッドシェービング)、ボトル入りの水、基本的な馬の世話に使う道具
・装蹄(治療目的を除く)
c. 全て招待馬の輸送補助は、2頭で1パレットを共用することに基づいている。つまり各馬につき1ストール半のスペースが提供される。パレットを1頭だけで占有したい場合は、使用が可能な限りにおいて馬主がその費用を負担する。
d. 同じ地域の招待馬は、可能な限り一緒に輸送される。
e. JCSAは招待馬の自国の厩舎から空港までの往復輸送を手配し(陸路のみ)、その費用を負担する。サウジカップ諸競走の後に他の国のレースに出走する場合は、自国からサウジアラビアまでの輸送しか負担しない。JCSAが提案した輸送手配を変更する場合、発生する追加経費については馬主の負担となる。
f. JCSAならびに指定輸送業者は、往路・復路・滞在中の招待馬の死亡、疾病および傷害に対して、責任を負わない。
g. JCSAならびに指定輸送業者は、馬の保険について責任を持たない。
h. CSAは地元馬を帯同馬として提供することはしない。
飼料と荷物について
i. サウジ滞在中の馬の飼料は必ず持参する。また馬出発の7日前までに、以下を提出しなければならない。
・製造元に関する詳しい記述を添えた飼料リスト
・原料リスト(重さkgや個数)
・持っていく全ての荷物を記載したリスト
j. 飛行機に載せることができる荷物(馬具、装具等)は、一頭当たり150kgまでとする。パレット内に馬具、装具等が収容しきれない場合、その他の物品は、LD3コンテナに収容する。
k. JCSAは、招待馬の厩舎の物品を、サウジ滞在中に無作為に検査する権利を有する。
l. 禁止薬物は決して持ち込んではならない(アルコール、医薬品等)。
m. 馬のパスポートおよびその他公式個体確認書類は、招待馬とともに運搬され、サウジアラビアの検疫厩舎到着時に、獣医局により検査・回収されなくてはいけない。これらの書類は、裏書きされ、サウジアラビア出国前に返却される。
n. 輸送業者に対して全ての必要書類を適宜提出しなければならず、調教師はこれらの書類をすべて完成させ、有効な状態にしておく必要がある。飼料や馬装具の荷物リストは全てのアイテムを箇条書する必要があり、調教師は全ての荷物に対して説明責任を持つ。
検疫および厩舎ついて
サウジアラビア到着後の回復期間
a. 自国からサウジアラビアまでの移動に6時間以上を要した場合、検疫上の理由から、サウジアラビア到着後48時間は、当該馬は検疫厩舎の指定の施設内に移動を制限される(移動時間が6時間未満の場合は、12時間となる)。この間は、メイントラックを使用しての調教は認められない。このルールは到着したばかりの馬に呼吸器系の疾患が発生して、それより先に到着している馬に感染が広がるリスクを減らすための措置である。ただし、施設内には馬を歩かせる場所はある。
サウジアラビアへの一時輸入要件(北半球からの海外馬に適応)
a. 当該馬の出国までの30日間に血液検査
b. 輸出90日~15日前までに:
- 21日~42日間隔で2回、馬インフルエンザワクチンの基礎免疫(2回とも同じワクチン)を終了している。
- あるいは、基礎免疫後12ヵ月以内に1回の馬インフルエンザワクチンの補強接種を行なっているか、12ヵ月以内 に1回の馬インフルエンザワクチンの補強接種を行なっているか、あるいは、基礎免疫後、毎年、12ヵ月以内に定期的に馬インフルエンザワクチンの補強接種を受けていることが必要である。
検疫厩舎について
検疫厩舎施設内には、6~8馬房を有する計16の厩舎があり、招待馬厩舎は地域ごとに分かれている。各厩舎は虫除けのためのベクトルスクリーンで覆われている。各馬房は約3.6m×3.6mの広さで、厩舎の床は滑り止め付きのゴム素材である。厩舎の中央部分には4mほどの通路があり、複数の馬が同時に厩舎に出入りすることができる。各厩舎には軽い運動を行うための馬場(砂)が併設されている。検疫厩舎から調教を行うメイントラックまでは400mほどで、出身地域グループごとに決められた調教時間内で、芝およびダート馬場で調教を行うことが可能。
トラック概要
・左回り
・ダートコース(外側):450mのシュートのある一周2000mのコース。直線の距離は500m。幅員25m。
・芝コース(内側):一周1800mのコースで、直線の距離は438m。幅員21m。