NTRA(全米サラブレッド競馬協会)は2月10日、昨年11月の第38回ブリーダーズカップ開催(デルマー)での日本馬ラヴズオンリーユーとマルシュロレーヌの輝かしい勝利がツイッターとオンライン投票を通じて3,000票を得票し、2021年の"最大の瞬間(Moment of the Year)"に選ばれたと発表した。
"最大の瞬間"は2月10日(木)夜、サンタアニタパーク競馬場で開催される第51回エクリプス賞授賞式で表彰される。その様子は、TVGとレーストラック・テレビジョン・ネットワーク(RTN)で午後8時30分(東部標準時)から生中継される。
TVGとRTNに加えて、このセレモニーの模様はBloodHorse.comでもライブストリーミングされる。
2月2日締切の投票では、ファンは2021年の"最大の瞬間"として#JapaneseDuo(ジャパニーズ・デュオ)を選んだ。日本馬はブリーダーズカップ開催に過去13回出走していたが、勝利をつかみ取ることはできていなかった。しかし昨年のブリーダーズカップ開催ですべてが劇的に変化した。11月6日、BCフィリー&メアターフ(芝G1)でDMMドリームクラブのラヴズオンリーユーが馬のあいだを縫うように進んで優勝し、日本にブリーダーズカップ初勝利をもたらしたのである。さらにその2時間後には、キャロットファームのマルシュロレーヌが単勝50倍で臨んだBCディスタフ(G1)で負けじとばかりに鼻差の勝利を挙げ、日本にブリーダーズカップ2勝目をもたらした。
投票者たちは、人間の多様で豊かな感情や競走馬の並外れたパフォーマンスを写しだした2021年の11の出来事の中から"最大の瞬間"を選んだ。#JapaneseDuoに次ぐ2位になったのは、ジョージ・レナード氏がアフリカ系米国人の調教師として初めてブリーダーズカップ開催に出走馬を出した#DiversityStepForward(ダイバーシティ・ステップ・フォワード)だった。
2020年の"最大の瞬間"には、第146回ケンタッキーダービー(G1)でのオーセンティックの感動的な優勝が選ばれていた。
By NTRA Communications Press Release